일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ごべんのつばき

五瓣の椿

山本 周五郎

山本 周五郎의 五瓣の椿(ごべんのつばき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 149,721자 · 296화면

아오조라 문고

この人は信じてもいい、とおしのは直感した。

「私はほかの人のようなおとりもちができなかったんです」と東蔵は続けた、「それが御機嫌に障って、ずっとお出入りもしていません、お訊きになりたいのはそれだけですか」

おしのはかぶりを振った、「父が死にかかっているんです、それであたし、母を伴れて帰りたいんですけれど、誰かと江ノ島へいったということで」

「そうですか」東蔵は頷いた、「こんなことを云ってはいけないんですが、そういう事情なら申上げましょう、ごしんぞさんの伴れていらしったのは菊太郎という子役で、いったさきは江ノ島ではなく箱根です」

おしのは眼をみはった。

「菊太郎は亀戸のお宅へ引取られていました、亀戸へ帰るのを待つよりしようがないでしょう」と東蔵は云った、「ごしんぞさんもずいぶん御乱行をなさいましたが、菊太郎に捉まったのは災難です、年は明けて十八ですが、あいつは生れながらの悪で、御婦人がたにとっては厄病神のようなやつです」

「あなた、おっ母さんのことをよく知ってらっしゃるの」

「詳しいことは知りません、佐吉さんは昔からごひいきだからよく知っているでしょう」と東蔵は云った、「御病人がそんなふうなら、もうお帰りになるほうがよくはありませんか」