일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ごかいのまど

五階の窓

平林 初之輔

平林 初之輔의 五階の窓(ごかいのまど)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,840자 · 30화면

아오조라 문고

自殺をする人間が、明日の朝会う約束をするなんて考えられんじゃありませんか。……というようなわけで、過失でも自殺でもないとすれば、どうしても他殺と認めなければなりません……」

「なるほど。で、きみが北川に嫌疑をかけたのはどういう理由だね?」

と、署長は恒藤主任の説明に満足しながら訊き直した。

その時、署長室のドアをノックする音が聞こえた。

「冬木です」

と言いながら入ってきたのは、西村商会から大急ぎで引き揚げてきた冬木刑事であった。署長は頤の先で冬木に腰をかけるように命じながら、目は恒藤主任の顔から離さないで質問の答えを待った。

「まず順序を立てて申し上げねばなりません」

と、恒藤主任はちょっと冬木の面に一瞥をくれながら語りだした。

「ご承知のとおり、被害者の死体は開けっ放しになった五階の窓の真下で発見されたのです。そして、発見されたときにはまだ身体に温かみがあったということを、発見者の山本と長谷川という二人の男が証言しております。それから、医師の検案書によると、後頭部と肩胛骨の部分とにひどい打撲傷があるばかりで、火器や刃物の傷痕もなければ毒殺の形跡もまったくないというのです。