후리가나로 읽는 일본 고전
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きょうのそのころ
京のその頃
上村 松園
上村 松園의 京のその頃(きょうのそのころ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,450자 · 7화면
夏の磧の容子にしても味があった。川幅がもっと広くて、浅い水がゆるゆると流れていた。四条の擬宝珠の橋の上から見下すと、その浅い川の上一面の雪洞の灯が入って、よく見ると雪洞は床几に一つずつ置いてあるのだが、幾組も幾組ものお客さんがさんざめいている。藤屋という大きな料理屋が橋の西詰にあって、そこから小さな橋伝いに床几に御馳走を搬んで行く、芸妓や仲居やの行き来する影絵のような眺めも又ないものではあった。
そうした床几の彼方此方には、魚釣りがあったり馬駆け場があったり、影絵、手妻師があったり、甘酒や善哉の店が出されていたり、兎に角磧一杯そうしたもので埋まってしまっていた。
橋の下や西石垣の河ッぷしにも、善哉やうきふの店が出ていて床几に掛けられるようになっていた。
祇園祭にしても、あの頃は如何にも屏風祭らしい気分が漂っていた。この頃のように鉄のボートなどの篏まった家などなく、純粋な京式な家ばかりだったので、お祭頃になると建具をとりはずしてしまって、奥の奥まで見透ける部屋々々に、簾が掛かっており雪洞が灯されてい、その光は今の電灯などに較べると何とも言えず床しくええものだった。