후리가나로 읽는 일본 고전
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きょうとのあさいち
京都の朝市
柳 宗悦
柳 宗悦의 京都の朝市(きょうとのあさいち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,604자 · 12화면
併し、こんな着物ばかりではない。私は沢山の裂織(一名「ぼろ織」とも云われるもの)や、屑糸織(一名「やたら縞」と呼ばれるもの)などを買い集めた。それが汚れたままで売られているので、家に持って帰ると、きたないと云って家内に大いに嫌われた。どんな病人の使ったものだか知れないという。一理あって、中々臭いにおいに悩まされることもあった。医者の吉田璋也君が心配して、全部消毒の強制執行に及んで、家庭の紛擾も、めでたくけりがついたことがある。是等の布類も、今は全部民芸館に納めてある。
朝市のこととて、何でもかでも売るのであるから、もとより布類ばかりではなく、焼物も塗物も、金物も、木や竹の細工も、心を惹くものが色々現れた。安ものばかりであるのは言うを俣たない。私はこの朝市のお蔭で、一層丹波の焼物にも親しむことが出来た。昔に比べ、此頃は面白いものが、ずっと減ったと誰も話すが、それでも朝市行は吾々の心を誘った。予期もしないものが現れて吾々を待っているからである。
大体こういう朝市には、何も名のある立派なものは出てこない。だから評判などに便ってものを見る要もない。こういう所こそ、誰もに自由な選択を求めているのである。