후리가나로 읽는 일본 고전
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じんがいまきょう
人外魔境
小栗 虫太郎
小栗 虫太郎의 人外魔境(じんがいまきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 101,713자 · 205화면
それで僕はこいつは物になると思って、その罐を囮に手近かの部落まで、とうとうドドをなにもせずにひっ張ってきたのです」
「なるほど、さすがはジャングルの名人芸だね」
思わずアッコルティ先生は感嘆の声を洩らした。
「それから、ドドの苺果痘のほうは座間君の手ですっかり癒りました。ですから、僕と座間君にはむろんのこと、この研究所の出資者メンドーサ氏の令嬢、マヌエラさんにも非常に懐いているんです」
ちょうどそこへ、扉がわずかに開いて、うつくしい顔がのぞいた。今も今とて噂したマヌエラ嬢だった。彼女は、真白な洗いたての敷布のようにどこからどこまで清潔な感じのする娘だ。座間とは婚約の仲、また人道愛の仕事の上でもかたく結びついている。
「先生が、どういう風にドドを観察なさるか、伺いにあがりましたわ」
マヌエラの明るい声の調子が、アッコルティ先生の気分を爽やかにしたとみえて、先生はさっそく観察の発表をはじめた。
はじめに尾をさして、いわゆる薦骨奇形の軟尾体だといった。つぎに、全身を覆う密毛がしらべられ、その一本立ての三本くらいを、黒猩々特有の排列と説明する。さらに、ドドの後頭部が大部薄くなっているのが、「黒猩々的禿頭」