후리가나로 읽는 일본 고전
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にんげんのどうぎ
人間の道義
宮本 百合子
宮本 百合子의 人間の道義(にんげんのどうぎ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,222자 · 5화면
民主の声はおこっていても、まだ封建の霧は晴れやらず、支配者はその霧を幸にわが責任の所在をかくして「女子失業者は家庭へ帰るもの」と推定して、現状を糊塗しているのである。けれども、戦争に男たちを召集して、第一番に家庭を破壊したのは、誰であったろう。外部の力に無判断に屈従する習慣を、熱心に日本人民の第二の天性としようとしたのは、何者であっただろうか。今日、婦人のモラルの失墜を嘆くならば、その根本の原因をなした此等の戦争犯罪支配者こそ、先ずきびしく人民の批判を受けるべきである。
二
婦人の生活から道義がすたれたというとき、とかくその焦点は女性の性的問題におかれる。
考えてみれば、女性の問題といえば先ずその性にばかり重点をおく風習は、一つの封建遺風ではなかろうか。
婦人参政に関しても、道義というものは当然あるわけだ。それがすたれ、或は穢されるということのあり得る事実も明白である。
進歩党は、過般、築地の待合金田中へ、数人のお歴々女史を招待した。そして、参集した何人かの女史に、党内の重要な椅子を提供した。
金田中といえば待合政治の根城として、誰知らぬ者はない。