후리가나로 읽는 일본 고전
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こんじゃくばなしサンドイッチへいだん
今昔ばなし抱合兵団
海野 十三
海野 十三의 今昔ばなし抱合兵団(こんじゃくばなしサンドイッチへいだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,504자 · 21화면
十年前のころは、夜が明けて、空が晴れていると、空襲があるという予想から、晴天を恨んだものである。この頃は、晴れていようが、曇っていようが、どっちでも大した差違はない。どんな日でも、飛行機はとんで来て、正確に爆撃をしていくのだから。
しかしこの頃のように、われわれ市民は、地下へ潜ったきりで、一ヶ月に一度も、地上へ出て空を仰ぐ機会が与えられていないと、なんだか天気のことなど、莫迦くさくて、聞く気になれない。
食事をすませて、第三区行きの地下軌道にのり、会社に出勤した。今朝は、いきなり委員会議だ。
今日の議題は、地下都市の拡張工事について、掘り出した土を、どこの地上に押しだすかということである。うっかりどこにでも出そうものなら、たちまち敵国の空中スパイに発見されて、こっちの新しい地下都市の所在を突き留められてしまう。
午後三時であったが、会議中、空襲警報が、睡むそうに鳴り響いた。
「またアメリカ空軍が爆撃にやってきたか。御苦労なことじゃ」
この頃の爆撃はラジオのアナウンスだけで、お仕舞いだから、頼りない。地下都市の構築法が完全になって、爆弾が落ちても、地響一つ聞えて来ないし、もちろん爆裂音なんか、全く耳にしようと思っても入らない。