후리가나로 읽는 일본 고전
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はくしゃくのかんざし
伯爵の釵
泉 鏡花
泉 鏡花의 伯爵の釵(はくしゃくのかんざし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 19,403자 · 39화면
「御坊様、貴方は?」
「ああ、山国の門附芸人、誇れば、魔法つかいと言いたいが、いかな、さまでの事もない。昨日から御目に掛けた、あれは手品じゃ。」
坊主は、欄干に擬う苔蒸した井桁に、破法衣の腰を掛けて、活けるがごとく爛々として眼の輝く青銅の竜の蟠れる、角の枝に、肱を安らかに笑みつつ言った。
「私に、何のお怨みで?……」
と息せくと、眇の、ふやけた目珠ぐるみ、片頬を掌でさし蔽うて、
「いや、辺境のものは気が狭い。貴方が余り目覚しい人気ゆえに、恥入るか、もの嫉みをして、前芸をちょっと遣った。……さて時に承わるが太夫、貴女はそれだけの御身分、それだけの芸の力で、人が雨乞をせよ、と言わば、すぐに優伎の舞台に出て、小町も静も勤めるのかな。」
紫玉は巌に俯向いた。
「それで通るか、いや、さて、都は気が広い。――われらの手品はどうじゃろう。」
「ええ、」
と仰いで顔を視た時、紫玉はゾッと身に沁みた、腐れた坊主に不思議な恋を知ったのである。
「貴方なら、貴方なら――なぜ、さすろうておいで遊ばす。」
坊主は両手で顔を圧えた。
「面目ない、われら、ここに、高い貴い処に恋人がおわしてな、雲霧を隔てても、その御足許は動かれぬ。