일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

よゆうのことなど

余裕のことなど

伊丹 万作

伊丹 万作의 余裕のことなど(よゆうのことなど)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,707자 · 8화면

아오조라 문고

といつてこのたびの合戦にしかるべき馬も召し連れず、おめおめ人に手がらを奪われるのは口惜しい。ええままよ! 御勘気をこうむらばこうむれ。手がらの一つも立ててのちにお詫びの申しようもあろうと腹を決め、出陣の夜のどさくさにまぎれて――」

「盗んでのけたか?」

「うむ、盗んでのけた!」

「はははは、なあんだ。そんなことなら我らが一足さきに盗めばよかつた。ははははは――」

もちろんこれは四郎のうそで、彼はちやんと頼朝からもらつてきているのだが、源太のただならぬ顔色を見ると同時にさつそく気転をきかして脚色をしてしまつた。しかし、源太はあくまでも源太だから悪く気をまわしてそれを疑つたりはしない。四郎の一言で今までの低気圧がたちまち雲散霧消して、光風霽月、かんらかんらと朗らかにうち笑つて別れてしまう。まことに男ぼれのする風格である。これほどの源太を、いよいよ先陣あらそいとなると、またもや「馬の腹帯ゆるみて見ゆるぞ」などと一度ならず二度までもだまして平気でいられるとしたら四郎という人間はよほど度しがたい。しかも宇治川の先陣といえば佐々木一人がいい子になつてしまつているが、源太は磨墨のような第二級の馬を宛てがわれながら、実力において優に佐々木を引き離していたのだ。