후리가나로 읽는 일본 고전
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ぞくしゅう
俗臭
織田 作之助
織田 作之助의 俗臭(ぞくしゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 34,630자 · 70화면
が、違うらしいのだ。どうやら、立候補すらしたこともないというのが本当らしいのである。が兎に角、彼はまるで口笛を吹くような調子で議会政治を論じ、序でに国策の機微にも触れ、いってみれば一角の政客の風格を身辺に漂わしていた。不思議に、ついぞ名刺というものを出したことがない。このことを一番不満に思ったのは政江の義弟の伝三郎だ。何かにつけて有名無名の士の名刺を頂戴することを商売の秘訣と心得ているのである。かつて崎山と一座した時、伝三郎は例によって、名刺をねだった。
「名刺一つおくなはれな」
「あはゝゝゝゝ」とその時崎山は大声で笑って、「名刺は持ち合わさんので……」とタバコの空箱の裏に住所氏名を書いて与えた。赤坂区青山町とあるのを見て、伝三郎は、
「あんさん、えらい粋な所に住んだはりまんナ。こゝ、これを囲うたアる家と違いまんのか」と小指を出したということだ。赤坂という地名から専ら色町を想像したのであろう。崎山は、その小指を悠然と見下ろし、葉巻をスパ/\吸うていた。崎山が煙にむせて少し眉をひそめたのを見て、政江は眉をひそめた。内心義弟の口軽さをとがめたのだ。が、政江もかつて崎山に、