일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ほくろてんのう

保久呂天皇

坂口 安吾

坂口 安吾의 保久呂天皇(ほくろてんのう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,034자 · 27화면

아오조라 문고

メートル法の久作はもともと中平と仲がわるかった。その原因は中平がリンゴ園で成功したに対し、久作はシイタケの栽培に失敗したあたりに発しているのかも知れない。この村には約三十年来三人の進歩的人物がシノギをけずっていたのである。中平のリンゴ園、久作のシイタケその他、及び三吉の保久呂霊薬である。リンゴ園と霊薬は成功したのにシイタケその他が失敗したので、久作は他の二名に遺恨をむすんだらしい。

メートル法という久作の異名は彼がメートル法に反対して戦った長い戦歴から来ている。進歩的人物にふさわしくないことであるが、計算に余分の手間がかかるだけだとフンガイしてメートル法の村内侵入に反対した。せめて部落へ入れるな、せめてわが家へ入れるなときびしく役場や学校へつめよったが、時世には勝てない。彼の三人の子供も父の意志に反してメートル法の教育をうけ、それぞれ兵隊となり、出征して三人ながら戦死した。久作はいまや一人、女房も死に、子も孫もなかった。

久作自身は兵隊に行かなかったので戦争になるまで知らなかったが、鉄砲や大砲が二千メートル射撃イ! なぞと号令をかけるものだときいて、兵隊がメートル法では日本は負けると確信して云いふらした。