후리가나로 읽는 일본 고전
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いだいなるゆめ
偉大なる夢
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 偉大なる夢(いだいなるゆめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 117,988자 · 234화면
まるで我家のようにこの家の様子に通じているらしい。縛った大男は玄関の柱にくくりつけておいて、人々は新一のあとに従った。二間ほど奥にもう一人国民服の男がいた。その男は薄暗い電燈の下で押入れの板戸に凭れて坐っていたが、突然目の前の襖が開かれたので、びっくりして立ち上ったが、立ち上って一二歩前に進んだかと思うと、飛び込んで来た新一のために、したたか頬を打たれて、そこに転がっていた。そして憲兵によって忽ち縛り上げられてしまった。
「ごらんなさい。ここに非常ベルがある。こいつはこれを押すひまがなかったのですよ。だから地下にいる奴はまだ何も知らないのです。もっともこのベルを押したところで、今夜はどこへも通じないのですがね」
押入れの敷居から短い紐が出て、その先に電鈴の押釦がついていた。新一はそれを指し示してそんなことを云った。「どこへも通じない」というのは、恐らく前もって切断しておいたという意味であろう。
新一は更らに奥へ踏み込んで、奥庭に面する広い縁側でもう一人の国民服の男を縛り上げた上、また元の押入れの部屋に戻って、その板戸を開いた。押入れの中には品物が入れてあるわけではなく、床板が露出していて、そこに四角な穴があり、地下への階段が見えていた。