일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

いだいなるゆめ

偉大なる夢

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 偉大なる夢(いだいなるゆめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 117,988자 · 234화면

아오조라 문고

新一も物を云わなかった。二人は長い間身動きもしないで、まじまじとお互の顔を眺め合った。

二重の地下室の圧えつけるような重い空気、大きな傘に覆われた置電燈、部屋の隅々に籠る暗い影、何かしら異常なる出来事を暗示するがごとき不気味な雰囲気が、ひしひしと身に応えるのであった。

その時、突如として、二人の頭の上にあわただしい物音が起った。人が走っている。一人ではない、二人のようだ。天井の出入口に国民服の男の姿が現われた。急がしく階段を駈け降りて来る。憲兵の一人であった。彼は階段を降り切ると不動の姿勢をとり、少佐に向かって挙手の礼をした。

「五十嵐さんに会いたいという女の人が来ています。一応お断りしたのですが、どうしても会わせてくれといって聞きません」

「どんな女だ、名前は」

少佐が訝しげに訊ねた。

「南という人です」

「アア、京子さんが来たのです。ここへ連れて来て下さい。私が呼んだのです。待っていたのです」

新一が新たなる昂奮を示して叫んだ。少佐はそれに同意して肯いて見せた。憲兵は南京子にこの旨を伝えるために引返そうとしたが、それには及ばなかった。京子が早くも階段の上部に姿を現わしたからである。