후리가나로 읽는 일본 고전
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ぼうじんのげん
傍人の言
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 傍人の言(ぼうじんのげん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,728자 · 8화면
そんな象皮病の下では、生きた血が自由に流れることは出来ない。脈搏はとまってしまう……。
それはそうだろう、が、例えば……と私が云いだすと、例えば……と彼はすぐに応じてくれた。例えば……徳永直の作品にそんなのがあった。いくらもあった。ところが、先月か先々月かの「火は飛ぶ」という作品は、あれはいい。象皮病がなおった作品だ……。
こうなると、彼はイデオロギーの問題を全く無視してるんじゃないかと、私はふと思うのである。が彼に云わせると、イデオロギーなんてものは、創作に於ては、やはり一種のポーズに過ぎないのだ。ブールジョア既成作家が、特殊な見方、特殊な取扱方、特殊な表現、そんなものに囚われて力み返るのが一つのポーズなら、特殊なイデオロギーの角度からばかり眺めるのも、一つのポーズだ。凡て物事は、弁証法的にはっきり見なければいけない。弁証法的にはっきり見る時には、あらゆる「ゾルレン」は当然否定される。「ゾルレン」を否定すれば、イデオロギーは、創作上、一つのポーズではないか。
単にイデオロギーばかりではない。広い意味で、凡て理想などというものもそうだ。理想を道具として使用してるうちはよいが、理想に囚われると外皮の硬化が将来される。