후리가나로 읽는 일본 고전
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げんろくじゅうさんねん
元禄十三年
林 不忘
林 不忘의 元禄十三年(げんろくじゅうさんねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 20,586자 · 42화면
」
辰馬の声に、きっとしたものが聞かれて、糸重は、身を固くした。
「はい、何なりと――。」
「平茂のう、あの、担ぎ小間物の――。」
と私語になって、辰馬がにじり寄って来ていた。
二
駿河町の裏通りの自宅を出た平野屋茂吉は、高価な商売物のはいった桐箱を、風呂敷包にして提げて、片手に傘をさして歩いていた。
鎌倉河岸に、三月の雪が降って、茶いろのぬかるみに白い斑点があった。
「おい、平茂じゃあねえか。」
辰馬は、御家人くずれといった、やくざな服装でそこらをぶらつきながら、平茂を張っていたのだった。
声をかけて、傘の下へはいって行った。
「どこへ行く。嫌なものが、落ちたぜ。」
「おや、これは、岡部の若殿様でしたか。」
きょとんとしたが、顔中に愛嬌を見せた平茂は、
「そのお拵えは――ははあ、雪の日に、尾羽打ち枯らした御浪人、刀をさした案山子という御趣向で、なるほどな、おそれいりました。おそれいりました。」
「胡麻をするなよ。好きで、こんな恰好ができるか。」
並んで、歩き出した。
「しかし、御無沙汰つづきで――お見それ申しやしたよ。」
だしぬけに、辰馬がいった。
「兄貴が、かまってくれぬ。