후리가나로 읽는 일본 고전
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ひかりあういのち
光り合ういのち
倉田 百三
倉田 百三의 光り合ういのち(ひかりあういのち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 130,439자 · 263화면
的低卑であることを実感せぬ。しかしこの二つの愛なきことはともに無知である。それは決して開明というものではない。私は日本の司達とインテリゲンチャとがこの事に目ざめることを祈って止まない。
私の中学時代に徳永求一という数学と物理との優れた先生があった。この先生は私を愛して下さって、いつも「才気をつつしめ」と警めて下さった。
がこの先生は一方愛国者であった。いつも「今の日本にとって最も必要な事は」と言って話された。私は当時個人主義的に傾きつつあったので、この合理的な自然科学者が愛国的であることが不思議に感じられた。それに先生の下宿を訪ねて見ると、独身のわびしげな陋居の中で、「今の日本にとっては」などと言われるのが、大小の比較がとれぬ滑稽な気がした。
しかし私は今では不思議にも滑稽にも思わぬ。物理学者であろうが、赤貧の中学教師であろうが、その父母を愛するのに何の不思議もないように、その祖国を尊ぶのに少しも不思議はない。ただ自然科学や、数学の普遍的真理の要請は祖国への愛を、他の国民のその祖国への愛と、置き換えて矛盾しないような、普遍的格率すなわち道義的国是を要請するのみである。