후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ひかりあういのち
光り合ういのち
倉田 百三
倉田 百三의 光り合ういのち(ひかりあういのち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 130,439자 · 263화면
私たちは幾人もの友だちと彼女の家を訪ねては御馳走になった。母も姉も天の使のように善良であった。
庄原の私の家に中学の友達が泊りがけで遊びに来て、
「君の家は遊ぶのに実に都合のいい家だ」
とよく言った。父母が善良で、美しい姉妹がいて、室内遊戯の材料が豊富で、そして生活がゆとりがあったからだ。
時子の家がその通りであった。
多勢の友だちで行ったが、私は時子の心が私に寄っていることを知っていた。
が私たちは最後までキスもしなかった。遊戯の時に、それにまぎれて、手を握り合ったのが表現の絶頂であった。
ただ手紙のやりとりをするだけ、それも互いにつつましく、淡いものであった。
が卒業の日が近づくにつれ、互に心忙がれる何ものかがあった。
一方では父は私の東京への進学をなかなか許してくれなかった。それは父にとっては、倉田家の運命の岐れ目になる重大事であり、自分が養子であって、家をつぶしてはならぬという責任感から来ているのであった。
私はも少しで遊学の志をあきらめてしまわねばなるまいかと思う所であった。(恐しいことではないか!)
そしてそれをあきらめるためには時子にすがりたかった。