일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ひかりをおおうものなし

光を覆うものなし

坂口 安吾

坂口 安吾의 光を覆うものなし(ひかりをおおうものなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,115자 · 24화면

아오조라 문고

そのうちに、いろいろ妙な結論が考えられるようになってきて、誰にも分らないが私にだけは分ること、つまり先方が私だけを相手に行っている多くの何かが、色々のレースの色とりどりの変化の中から、私は次第にその明確なものを感じとりはじめた。

その日の最終レースから雨になり、翌日は更に豪雨で、予定の競輪は休みとなったが、私はすでに前夜来決意していたのである。

競輪界に害悪を流しているのは振興会とか連合会のボスどもであるが、一時的に反省の風を見せるのは敵をあざむく時をかせぐためだけで、その準備がととのえば更に大々的にインチキをやりだすだけのことだ。彼らの自粛などはとても本気では考えられないことなのである。

ともかく、九月の伊東競輪の第一日第十二レースで、一着と二着をアベコベにするという他の競輪では殆ど見られぬ大インチキをやった。他のレースの不正は局外の見物人が証拠を押えることは困難だが、このレースは判定写真を要求することによって、インチキのシッポをつかむことができる。判定写真でインチキの物的証拠をつかみうる例は例外中の例外で、この機会を外すと、再びこのような例に恵まれうるか分らない。