일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ひかりをおおうものなし

光を覆うものなし

坂口 安吾

坂口 安吾의 光を覆うものなし(ひかりをおおうものなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,115자 · 24화면

아오조라 문고

告発後の再開第一日目たる十月一日にこの発表が行われたことは、ファン及び競輪に関心をもつ人々に対して右のように信ぜしめる力がある。特にその後の六日間の競輪を思いのままに運ぶのにこの上の威力となるものもないし、また六日間の見物人にとって、この上の圧力となるものもない。ひいては伊東のみならず、全国の競輪にとっても、この発表が見物人に与える圧力は甚大であろう。伊東は云うまでもなく、全国の見物人は、益々去勢されて、彼らが肉眼によって明瞭に不正を看破し得ても、敢て抗議する力を失い、また彼らの正しい抗議も常に不正の抗議であるかのような先入感を世人に与える力をも具えている。

世間の人々は、私が告発に当って心に期した内容を知る筈はないから、自分の思うことをまるで言いたい放題のように書きまくッている坂口安吾が、この告発後、彼に不利な記事に対して反駁を試みないのは、彼が己れの誤りを認めたからだ、と思うに相違ない。

振興会の一方的な工作によるネガ判定の場合とちがって、十月二日附の記事は甚だ悪質で、私がこれを黙認するならば、彼らは私の告発を利用して更に己れの不正の地盤をかため、彼らの今後の不正を安全便利にするために私が片棒かついでしまうようなものである。