후리가나로 읽는 일본 고전
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とうせいかつしゃ
党生活者
小林 多喜二
小林 多喜二의 党生活者(とうせいかつしゃ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 65,537자 · 130화면
と云って、ザブ/\と顔を洗った。
相手にそれと分ったと思うと須山は急に調子を変えて、「キリンでゞも一杯やるか」と後から云った。が、それには一応何時もの須山らしい調子があるようで、しかし如何にも取ってつけた只ならぬさがあった。それが直接に分った。
外へ出ると、さすがに須山は私より五六間先きを歩いた。工場から電車路に出るところは、片方が省線の堤で他方が商店の屋並に狭められて、細い道だった。その二本目の電柱に、背広が立って、こっちを見ていた。見ているような見ていないようなイヤな見方だ。私は直ぐ後から来る五六人と肩をならべて話しながら、左の眼の隅に背広を置いて、油断をしなかった。背広はどっちかと云えば、毎日のおきまり仕事にうんざりして、どうでもいゝような物ぐさな態度だった。彼等はこの頃では毎日、工場の出と退けに張り込んでいた。須山はその直ぐ横を如何にも背広を小馬鹿にしたように、外開きの足をツン、ツンと延ばして歩いてゆく。それがこっちから見ていると分るので、可笑しかった。
電車路の雑沓に出てから、私は須山に追いついた。彼は鼻をこすりながら、何気ない風に四囲を見廻わし、それから、