일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

いりえのほとり

入江のほとり

正宗 白鳥

正宗 白鳥의 入江のほとり(いりえのほとり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 25,430자 · 50화면

아오조라 문고

辰男はそっと皆なの後に寄って、黙って弟の出て行くのを見ていたが、すぐに二階へ引返して、弟を乗せた俥が浜通を過ぎるのを見下した。俥の音の消えるまで窓ぎわを離れなかった。

「良さんも行ってしもうた」いつの間にか勝代が傍に来ていた。「これで勝が出て行こうものなら、辰さんは二階に一人法師で淋しゅうなるぞな」

「………」辰男は黙ってぼんやりしていた。

「早う嫁さんを娶りなさいな。小串にちょうどよさそうなのがあって、東屋の爺さんが話を持ってきたから、も一度よく問糺して、なるべくならあれにでも極めたいと、お父さんが言うておった。少々気に入らんところがあっても我慢して、その人を嫁さんに貰うたらええにな。傍の者が皆な相応だと思うたら、辰さんもしいて否とは言わんでしょう」勝代は母親の命令で、何気ない風で兄の腹の中を索ってみた。

「……そんなことはお前が訊かいでもええ」辰男は鬱陶しい声でそう言って、自分の居間から歯磨粉と手拭をもってきて、静かに階下へ下りて井戸端へ出た。大きな酒樽にどっさり大根が漬けられてあって、大嫌いな糠味噌の臭いが鼻を襲って逆吐きそうになった。

勝代は、「何でああ変人なのであろう。