일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

いりえのほとり

入江のほとり

正宗 白鳥

正宗 白鳥의 入江のほとり(いりえのほとり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 25,430자 · 50화면

아오조라 문고

すぐには寝ないで、手紙を書いたり雑誌を読んだり、良吉が残して行った書物を手に取ったりしていた。やたらに吸っている煙草の煙は、襖の隙間から洩れでて、辰男の顔のあたりにも漂った。

階下が寝鎮まってからしばらくたって、栄一は部屋に漲った煙を外へ出して、灯火も消して寝床についた。平生眠つきの悪いのが癖なのに、堅い寝床が身体に馴染まなくてますます寝づらかった。

「辰はまだ寝ないのか。灯火が邪魔になっていけないな」

四年目で耳に触れた兄の声は、相変らず尖っていた。辰男はその声を聞くと同時に、ペンを筆筒に収めてインキ壺に蓋をした。ランプをも吹消した。

翌日は日曜なので、辰男は目醒めても容易に起上らないで、寝床の中で書物を読んでいた。お土産の栗饅頭を一つ母が枕許に置いて行ってくれた。風もないし、障子に差した朝日は春のように麗かだった。

栄一は早く起きて海岸を散歩してきたが、朝餐後に一時間ばかり読書すると、また外へ出ようとして階子段の方へ行きかけたが、ふと振返って、「辰。……山へ登ってみんか」と誘った。そして、二三歩辰男の居間へ踏みこんで、テーブルの上に目を据えた。