후리가나로 읽는 일본 고전
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ふゆがれ
冬枯れ
徳永 直
徳永 直의 冬枯れ(ふゆがれ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,850자 · 48화면
少しばかり平地になったところが小公園風に出来ていて、そこからこの農業都市の、樹木の多い熊本市街がひとめに展らけていた。
………の多くは名前を云われても、鷲尾の知らない若い人ばかりだったが、知ってるんでもたとえば出るとすぐ病気が重くなって死亡した幾田君や、路頭に迷っているH君の家族の話や沢山あった。
「そうそう、これが幾田君の処女作ですたい。あなたに読んでくれてち、あずかっとりました」
松の根方に腰を下ろして、呼吸をしずめているM君は、思い出したように古トンビの懐中をガサガサさぐって、小型のチンマリと綴じこんだ小説原稿をひっぱりだして、鷲尾にわたした。
「処女作の、絶作か…………」
銀行員だった幾田君の青白い坊っちゃん坊ちゃんした顔を憶いだしながら原稿をめくった。「退屈な町」というのが題名で、馬糞に汚れた此町の事をスケッチしたものだが、まだ稚い作品だった。
M君はささえている両膝の上に、痩せた二本の手をダラリとさげ、喘ぐように口を開けて、足下ばかり凝視していた。まったく潰滅した「サークル」の模様や、転向していった連中のことを口数少く語って、あとは黙ってしまう。