후리가나로 읽는 일본 고전
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「べっきょ」について
「別居」について
伊藤 野枝
伊藤 野枝의 「別居」について(「べっきょ」について)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,872자 · 14화면
第一に会いましたときには、私はその決心はどうしても通るものとして、通さねばならぬものとして、それ以上の用意をせずに行きました。しかし前にも申しましたように、この、私の大杉さんに対する態度は私の本来のものでない、非常に種々なものによって、いじめられて出来た態度でしたので、大杉さんに会うと同時にその決心はすっかりくずれてしまいました。それでも、私のまだいろいろな功利的な不純な心の働きが力を失うまでには間がありました。今度は、私は、自分の持っている愛を否定しようとはしませんでしたけれども、保子さんと神近さんがある間は進むことが出来ない、ということをいい出しました。
私がそういい出した本当の心持は、やはりそれについて世間から受けるべきはずの非難が恐ろしかったのです。ですから大杉さんに、「その理由がない」と断られたとき、私は「そんなら、私たちはもうこれっきりです」ときれいにいい切ってしまいましたが、お互いに思いきって口でいったほど強くはなれませんでした。で私は、ぶつかる処まで行って見る気になりましたのです。その時の私の気持は、私がもう少し力強く進んで行けば、その力で二人の人を退け得るという自惚が充分にありました。