일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ぜんきてんまやけ

前記天満焼

国枝 史郎

国枝 史郎의 前記天満焼(ぜんきてんまやけ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 48,568자 · 98화면

아오조라 문고

「そう仰有ればそんなようで、着ふくれていたようでございますよ」

「廊下には行燈でもありましたかね? 玄関には無論あったでしょうね?」

「それがホッホッと消えましたので」

意外のことを云い出した。

「うむ」と云ったが丁寧松は、チラリと明るい眼付をした。何か暗示を得たようである。

「どっちが先立って行きましたね?」

「お客様がお先へ参りました」

「こう何となく反り返って、お辞儀なんかはしなかったでしょうね?」

こう云ったが笑い出した。

「こいつァ無理だ、訊く方が無理だ、寝ずの番だって人間だ、夜っぴて起きていた日にゃア、明け方には眠くなるからねえ、そんな細かい変梃なことに、気の付くはずはありゃしない。いや有難う、御用済みだ……。ところで」と云うと丁寧松は、番頭の方へ顔を向けたが、

「気を悪くしちゃア不可ませんぜ」

一層声を押し低めたが、

「あれが評判の開けずの間だね?」

築山の横に木立に囲まれ、立っている古々しい離れ座敷へ、頤を向けて訊いたことである。

「へい左様でございます」

「どれちょっくら拝見して来よう。ナーニ中へは入りゃアしない」

庭下駄を突っかけて歩いて行った。

15