후리가나로 읽는 일본 고전
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けんきょう
剣侠
国枝 史郎
国枝 史郎의 剣侠(けんきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 156,961자 · 310화면
またも鏘然太刀音がした。
放心状態にあったとはいえ、剣鬼さながらの陣十郎であった。何のムザムザ切られようぞ!
受けて一合!
つづいて飛び退いた、飛び退いた時にはもう正気だ! 正気以上に冴え切っていた。
(こやつを一気に片付けて、源女の在所を突き止めなければならない!)
「ヤ――ッ!」と掛けた物凄い掛声!
つづけて「ヤヤ――ッ、ヤヤ――ッ、ヤヤ――ッ!」
先々の先の手一杯! さながら有段者が初心者を相手に、稽古をつけるそれの如く、主水が撃とう切ろう突こうと、心組む心を未前に察し、その先その先その先と出て、追い立て切り立て突き立て進んだ。
またもや主水は薮際まで詰められ、眼眩みながら薮の裾を、右手へわずか廻り込もうとした時、天運尽きたか木の根に躓き、横倒れにドッと倒れた。
「くたばれ!」
シ――ンと切り下した!
11
シ――ンと切り下ろした陣十郎の刀が、仆れている主水を拝み打ちに、眉間から鼻柱まで割りつけようとした途端、日の光を貫いて小柄が一本、陣十郎の咽喉へ飛んで来た。
「あッ」と思わず声を上げ、胸を反らせた陣十郎は、あやうく難を免れたが、小柄の投げられた方角を見た。