후리가나로 읽는 일본 고전
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どうりょくかくめいとにほんのかがくしゃ
動力革命と日本の科学者
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 動力革命と日本の科学者(どうりょくかくめいとにほんのかがくしゃ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,399자 · 27화면
終戦以来、既に十年は経っているのである。この間ガリオア、エロア資金として米国から援助を受けた金額は、七千六百億円に近い。それだけの金は結局消費生活に使われたので、基礎産業に投ぜられた額は、雀の涙くらいである。例えば電源開発に使用された分は、僅か〇・四パーセントに過ぎない。これでは電気代が値上がりになるわけである。七千六百億円の金を無計画に使っておいて、三百億円足らずの防衛分担金の削減に、あの騒ぎをするのでは、話にもならない。
ここで、こういう意見が出るかもしれない。日本の水力電気が、それほど早くから着手され、また電力界にも、下積みになって目に見えない科学に精進している技術者が、大勢あるにちがいない。それにも拘らず、今日の行き詰まり状態に陥ったのは、初めに科学者の意見をよく聞かないで、無計画にことを始めたからではないか。原子力の場合は、日本の学問の将来を考えて、慎重に科学者の意見を聞くべきである。
もちろんそのとおりであって、科学者の意見をよく聞いて、長期にわたる計画性をもたすことは、良いことにちがいない。しかしこの場合必要なのは、抽象的の意見ではなく、日本の国情に即した具体的な知識である。