후리가나로 읽는 일본 고전
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くんしょうをもらうはなし
勲章を貰う話
菊池 寛
菊池 寛의 勲章を貰う話(くんしょうをもらうはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,721자 · 28화면
彼はリザベッタの室にいる時、折々老婆がダシコフの来たことを告げに来ることがあった。が、そんな時リザベッタは、ちょっとイワノウィッチに気兼ねをしながら、
「病気だといっておくれ」と断った。そうした後などは、イワノウィッチは、ことさらに自分の勝利者たる境遇を、勝ち誇るような気持がした。
そうこうするうちに、七月は進んだ。ワルシャワの左翼を擁護しているルブリンの要塞が危険だという報道が伝わった。さすがに、その頃からワルシャワの街には、負傷兵がみち溢れた。負傷兵を載せた無蓋の馬車が、ワルシャワの大通りに続いていた。その中でも、毒ガスにやられた病兵がことに多かった。彼らは紫がかった顔色をして、頻りに咳をした。
ドイツのタウベ飛行機が、夏の空高く、黒い十字を描いた翼を閃しながら、ワルシャワの街の上を飛び回ることがあった。が、ワルシャワの貴婦人たちはパラソルを傾げながら、また平然と空を仰ぎ見た。夜は芝居も活動写真も、あいかわらず興行を続けていた。むろんイワノウィッチとリザベッタの会合も続いていたのであった。
ところが七月の終りに近づいた頃、イワノウィッチはある日、連隊副官のダシコフから呼びつけられたのである。