일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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オチフルイかいじゅうろうてがらばなし

十二神貝十郎手柄話

国枝 史郎

国枝 史郎의 十二神貝十郎手柄話(オチフルイかいじゅうろうてがらばなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 127,035자 · 254화면

아오조라 문고

「よし」

と紋太夫は拳を固め黒檀の卓をトンと打った。とたんに首ががっくりとなる。

「ほい、あぶない」

と云いながら、両手で頸をグイと支えた。

「まだまだ首は渡されぬて、ハッハハハ」

と物凄く笑う。

真に気味の悪い笑声である。

八幡大菩薩の大旗を、足利時代の八幡船のように各自船首へ押し立てた十隻の日本の軍船が、太平洋の浪を分けて想像もつかない大胆さで、南米墨西哥へ向かったのは天保末年夏のことであった。

幾度かの暴風幾度かの暴雨、時には海賊に襲われたりして、つぶさに艱難を甞めた後、眼差す加利福尼亜へ着いたのは日本を立ってから一年後の夏でもうこの時は軍船の数もわずか五隻となっていた。

ここで物語は一変する。

墨西哥国、ソラノ州、熱帯植物の生い茂っているドームという海岸へ舞台は一変しなければならない。

チブロン島とドーム地帯とは小地獄という海峡を距ててほとんど真っ直ぐに向かい合っていた。その距離一里というのだから、互いの顔さえ解りそうである。

そのドームの深林の中に天幕が幾十となく張ってあった。大英国の探険家ジョージ・ホーキン氏の一隊で、これもやはりチブロンの大宝庫を探し当てようため、遠征隊を組織して今からちょうど一月ほど前から窃かにここに屯ろして様子を窺っているのであった。