후리가나로 읽는 일본 고전
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オチフルイかいじゅうろうてがらばなし
十二神貝十郎手柄話
国枝 史郎
国枝 史郎의 十二神貝十郎手柄話(オチフルイかいじゅうろうてがらばなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 127,035자 · 254화면
四
ジョンの姿はいつの間にか、木蔭に隠れて見えなくなった。
夕栄えが褪め月が出て、原始林はすっかり夜となったが、どうしたのかジョンは帰って来ない。炊事の煙りが天幕から洩れ焚火の明りが赤々と射し、森林の中は得も云われない神秘の光景を呈したが、ジョン少年の姿は見えない。
と、先刻ジョンが出て来たその同じ天幕から、
「ジョンはどうした。見えないではないか」
こういう声が聞こえたかと思うと、長身肥大の立派な紳士が、片手に銃を持ちながらつと戸外へ現われた。
「ジョン! ジョン! ジョンはいないか!」
呼びながら耳を澄ましたが、どこからも返辞は聞こえて来ない。
この紳士こそ一隊の隊長ジョージ・ホーキン氏その人であったが、次第に不安に感じられると見え、いちいち天幕を訪ねながら、「ジョンはいないかね?」と尋ね廻った。
ジョン少年失踪の評判が隊全体に拡がった時人達はいずれも仰天した。我も我もと天幕を出て隊長の周囲へ集まった。
そうして四組の捜索隊が忽ちのうちに出来上がった。松火を振り龕燈を照らし東西南北四方に向かって四つの隊は発足した。
愛児を失ったホーキン氏は自一隊を引率し、海岸に添って南の方へ飛ぶようにして、下って行った。