후리가나로 읽는 일본 고전
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オチフルイかいじゅうろうてがらばなし
十二神貝十郎手柄話
国枝 史郎
国枝 史郎의 十二神貝十郎手柄話(オチフルイかいじゅうろうてがらばなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 127,035자 · 254화면
そのうち早くもバタチカンの姿は木蔭に隠れて見えなくなった。
「よしよし餓鬼は逃げるがいい。そのうちきっと捉えてやる。……こうなったからには親父の方はどんなことがあっても逃がすことは出来ない。……さあ来やがれ! さあ来るがいい!」
オンコッコは叫びながらホーキン氏の腕を引っ立て社殿の中へ連れ込んだ。
すぐにガラガラと扉を締じる。
それからオンコッコはニヤニヤ笑い、柱の一所へ手を触れた。
と、恐ろしい音がして、ホーキン氏の立っている足の下へ忽然として穴が開いた。すなわち床板が外れたのであって、アッという間もあらばこそホーキン氏の体はもんどり打って深い深い地の底へ落ち込んだ。
「おいホーキン! おい大将! そこでゆっくり休むがいい。もっとも少し暗いけれどな。そうして少し黴臭いけれどな。アッハハハゆっくり休みねえ。けれどあらかじめ云っておくがな、あんまりノコノコ歩き廻らぬがいい。うかうか歩くと迷児になるぜ」
暗い穴の中を覗きながら、オンコッコは悪口を云った。それから外れた床板を篏めるとやがて扉を開けて外へ出た。
戸外は戦いの最中である。
穴の底へ落ちたホーキン氏は幸い酷い傷も受けず、落ちた拍子に縄も解けにわかに自由の身になった。