후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
オチフルイかいじゅうろうてがらばなし
十二神貝十郎手柄話
国枝 史郎
国枝 史郎의 十二神貝十郎手柄話(オチフルイかいじゅうろうてがらばなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 127,035자 · 254화면
神秘の世界でございます」
二十二
一本足の大烏はズンズン海上を翔けて行く。
ジョン少年は櫂を操りドンドン小舟を進ませる。空は晴れ、海は凪ぎ、大変長閑な日和である。
舟はズンズン進んで行く。
長い間漕ぎ続けた。振り返って見ると、チブロン島は低く海上へ浮かんでいる。海鳥が無数に飛んでいる。
烏はどこまでも翔けて行く。
今の時間にして一時間余りジョン少年は漕ぎに漕いだ。その時二つの大岩が行く手の海に現われた。伝説にある浮き岩である。岩のくせに水に浮いている。そうして互いに衝突り合い、恐ろしい泡沫を揚げている。その泡沫は雪のように四辺の海を濛々と曇らせ、行く手をすっかり蔽い隠している。そうして互いに衝突り合う音が雷のように響き渡る。
烏は二つの浮き岩の間を電光のように翔け過ぎた。
そうして背後を振り返ったが、ジョン少年を呼ぶかのように、「コー」「コー」と啼いたものである。
ジョン少年は躊躇した。岩の間を乗り切ることが困難そうに思われたからだ。で彼は乗り切るのを止めて、一つの岩の周囲を廻り先へ出ようと考えた。しかしその間に烏の行方が見失われたらどうしよう。