후리가나로 읽는 일본 고전
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じゅうしまつ
十姉妹
山本 勝治
山本 勝治의 十姉妹(じゅうしまつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,110자 · 20화면
誰かてまだ二三年は受合や言うてるし、おれ、今日仏さんの前でけんとく(予想)みたんや、『吉兆』と心の底で声がしたわい」
「そら分かってる。苦しいから鳥でもと思うのはよく分かってるが、そうやないのだ祖父さん、おれの言うのは、一羽二羽楽しみに飼うのと違うて、大切な資本をかけて小鳥屋みたいに鳥飼うて、そら今日も鳥の市や、明日は西応寺で交換会や、ほら『脊残り』は一っペンに二十円も値が上った、ほら何、ほら何やと、百姓がまるで相場師みたいになるのが間違うてると言うのだ、この旱りと繭の不作で苦しいのは、今切り抜け様と、皆が結束して争議を起してる最中やないか……」
「ヘン、偉そうなほげた吐かさんとけ! 小作争議みたいな、第一お前等が先頭やないか、負けるに決まってる。小鳥で儲かるのは、ちゃんと見えたことや、ここ二年三年のうちに、何千何万と儲けた人が幾人あるか分からん位やないか。小鳥で儲けたら、小作料を負けろって、徒党なんか組んで騒がんでもええのや……」
「それがいけないのだ、争議に加わっている者のうちでも、だいぶ十姉妹に色目つかう者もあるけど、その度におれは言うのだ。十姉妹の流行なんか決して永久に続くものでもない。