일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ちくまがわのスケッチ

千曲川のスケッチ

島崎 藤村

島崎 藤村의 千曲川のスケッチ(ちくまがわのスケッチ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 81,668자 · 164화면

아오조라 문고

日が傾いて来た。次第に私達は谷深く入ったことを感じた。

時々私はT君と二人で立止って、川上から川下の方へ流れて行く水を見送った。その方角には、夕日が山から山へ反射して、深い秋らしい空気の中に遠く炭焼の烟の立登るのも見えた。

この谷の尽きたところに海の口村がある。何となく川の音も耳について来た。暮れてから、私達はその村へ入った。

山村の一夜

この山国の話の中に、私はこんなことを書いたことが有った。

「清仏戦争の後、仏蘭西兵の用いた軍馬は吾陸軍省の手で買取られて、海を越して渡って来ました。その中の十三頭が種馬として信州へ移されたのです。気象雄健なアルゼリイ種の馬匹が南佐久の奥へ入りましたのは、この時のことで。今日一口に雑種と称えているのは、専にこのアルゼリイ種を指したものです。その後亜米利加産の浅間号という名高い種馬も入込みました。それから次第に馬匹の改良が始まる、野辺山が原の馬市は一年増に盛んに成る、その噂さが某の宮殿下の御耳まで届くように成りました。殿下は陸軍騎兵附の大佐で、かくれもない馬好ですから、御寵愛のファラリイスと云亜刺比亜産を種馬として南佐久へ御貸付になりますと、さあ人気が立ったの立たないのじゃ有りません。