일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

うまいち

午市

宮本 百合子

宮本 百合子의 午市(うまいち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,146자 · 17화면

아오조라 문고

――

夜の空に、その燈籠の長い房々や子供らしい色の華やかさが余程綺麗に思われたのだったろう。十何年振りかで図らずそれらしいものを見、彼女は変らない懐しさを感じずにはいられないのである。

――気を奪われて歩いているうちに、いつか通りは楽になり、露店の絶えた処に出た。

左右には、びっしりと、高い大きい家々が立ち並んでいる。それらの建物の通りに面した下の方は、その中に見せ物でもあるように、格子一重の中が通り抜け自由になっているらしい。ちらほら人影があるばかりで、明るい往来も、建物の周囲も、あの雑沓の中から来ると嘘のようにひっそりしているのである。

心付いて、おせいは四辺(あたり)を見廻した。そして、小声で、

「ここがそうなの?」

と、夫に訊こうとした時、黙って歩いていた小関が、急に話し出した。

「まあ、ここいら辺からぼつぼつ中心に向うんですがね……さびれていますねえ」

彼は、健介達に、賑いの絶頂でない処を見せるのが如何にも残念そうに呟いた。

「然し、どうです? なかなか堂々たるもんでしょう? 近頃すっかり模様は変りましたがね……どうです通り抜けて見ようじゃあありませんか」