후리가나로 읽는 일본 고전
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はんのすけしゅうげん
半之助祝言
山本 周五郎
山本 周五郎의 半之助祝言(はんのすけしゅうげん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,997자 · 44화면
「いいですか」大六はしゃがれ声を励まして云った、「――このちょろちょろ流れの用水堀のために、そんな犠牲を払ってですね、このべらぼうな堤防を拵えたのですぞ、この大べらぼうな堤防をです、わかりますか」
半之助はできる限り深刻な表情をして、笑いたいのを懸命にごまかしながら、その人をばかにしたような景色を眺めやった。
「そうするとつまり、この堤防が出来てから竜神川という名が付いたわけですか」
「さよう、それも御城代の撰ですよ」
半之助は溜息をついたが、城代のやり方を非難するというよりも、ひそかに羨望するといった感じのものであった。
かれらは城下へ戻った。
こんどは町筋の区劃整理である。まず大手広場に立って見ると、幅十六間の大道路が、まっすぐに東北へ、城下町のまん中をつきぬけている。
だいたいどこの藩でも、城下町の道というやつは狭くて、必ず突当っては曲り突当るものだ。それはいざ合戦というとき、攻込んで来る敵軍の数を制し、速度を妨害し、要所に伏勢を配するためだともいわれる。
しかるに埴谷図書助は城の大手門からまっすぐに、大道路を城下外まで通じ、それを中心としてすべての道を碁盤目に直してしまった。