후리가나로 읽는 일본 고전
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はんとういっきしょう
半島一奇抄
泉 鏡花
泉 鏡花의 半島一奇抄(はんとういっきしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,324자 · 27화면
――主人が沼津の町へ私用がある。――そこで同車で乗出した。
大仁の町を過ぎて、三福、田京、守木、宗光寺畷、南条――といえば北条の話が出た。……四日町を抜けて、それから小四郎の江間、長塚を横ぎって、口野、すなわち海岸へ出るのが順路であった。……
うの花にはまだ早い、山田小田の紫雲英、残の菜の花、並木の随処に相触れては、狩野川が綟子を張って青く流れた。雲雀は石山に高く囀って、鼓草の綿がタイヤの煽に散った。四日町は、新しい感じがする。両側をきれいな細流が走って、背戸、籬の日向に、若木の藤が、結綿の切をうつむけたように優しく咲き、屋根に蔭つくる樹の下に、山吹が浅く水に笑う……家ごとに申合せたようである。
記者がうっかり見愡れた時、主人が片膝を引いて、前へ屈んで、「辰さん――道普請がある筈だが前途は大丈夫だろうかね。」「さあ。」「さあじゃないよ、それだと自動車は通らないぜ。」「もっとも半月の上になりますから。」と運転手は一筋路を山の根へ見越して、やや反った。「半月の上だって落着いている処じゃないぜ。……いや、もうちと後路で気をつけようと、修善寺を出る時から思っていながら、お客様と話で夢中だった。