후리가나로 읽는 일본 고전
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まんじ
卍
谷崎 潤一郎
谷崎 潤一郎의 卍(まんじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 133,618자 · 258화면
その日は実はまた宝塚い行きたいなあ思てたとこい、「どうや、今日は天気ええよって鳴尾い行てめえへんか」いわれましたのんで、あいさには夫の機嫌取っといてやれ思いまして、イヤやなあ思いながら出かけたのんですけど、魂は光子さんのところ飛んで行てしもて、ちょっとも興乗りませなんだ。恋いしさが募れば募るほど、なんやかやと話しかける夫がうるそうて、腹立たしいて、ろくさま返事もせんと一日ふさぎ込んでましたよって、その時からもう夫の方は一ぺん懲らしてやらんならんと考えたらしいのんです。けど例に依ってなんや浮かん顔してるだけで、喜怒哀楽をなかなか面へ表わさん人やもんですから、わたしの方ではまさかそない怒らしたとは気イつけしませなんだ。そして夕方帰って来ると、留守に電話かかったいうのんで口惜しいて口惜しいて、夫や家の者たちにぷんぷん当り散らしました。そしたら明くる朝光子さんから恨みの手紙来ましたよって、すぐ電話で打ち合わして、阪急の梅田で落ち合うて、学校い行かんと、そのまま宝塚い行てしもて、それから一週間ほどずうッと一日も欠かさんと宝塚い行てたのんです。そうそう、さっきのあの写真、それはちょうどその頃に揃いの着物出来ましたのんで、二人で記念に撮ったのんですが、……そして、苺狩に行た日から五、六日たってからやったか知らん、或る