후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
なんがをかくはなし
南画を描く話
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 南画を描く話(なんがをかくはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,968자 · 24화면
ところが世の中は不思議なもので、思いがけぬ所から、思いがけぬ名墨が手に入るようなことになった。或る所で臆面もなくこの頃南画を練習していますなどと話をしたら、暫くして、判を作ったらどうだといって、丁度その頃札幌へ来ていた篆刻家を紹介してくれた人があった。それは平井榴所氏といって、陶印が得意な人であった。
さすがに少し恥かしい気もしたが、度胸をきめて、一組頼むことにした。大分経ってから、平井さんがやっと出来ましたと言って、その判を持って来てくれた。早速拝見すると、大変よい出来で、特にそのうちの一つがひどく気に入ったので、御礼を言った。そうしたら平井さんが大変喜んで「実は私もこの方は近来にない出来だと思っていたんです。この判の味が分るようなら、先生もなかなか眼があります」と褒めてくれた。そして「僕は滅多に人に頼まないのだが、一つ何か絵を描いて、この判を押してもらいたいが」ということになった。それではと、速座に雪の絵を描いた。
平井さんは、その後間もなく九州へ帰って行ったが、暫くして手紙と小さい小包とが届いた。手紙には「先日の雪の絵はなかなか良いが、あの判を貴方の所の朱肉で押されてはちょっと困る。