후리가나로 읽는 일본 고전
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なんがをかくはなし
南画を描く話
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 南画を描く話(なんがをかくはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,968자 · 24화면
コスモスに句をいそがるる別れ哉 蓬
と賛をされた。
この幅が立派に表装されたところで、書斎の床の間にかけて、一人で眺め入った。そしたら仙台の秋が近々と蘇って来た。鵯の来る高い欅の梢はすっかり秋の色にそまり、芝生の中に一叢咲き乱れているコスモスの花は、強い日差しに照り映えていた。子供たちは、広い芝生を喜んで、いつまでも馳け廻っている。六尺の縁をへだてて広い座敷には、朱の毛氈がしかれ、真白な紙がちらばっていた。澄んだ秋の空気は、座敷の隅まではいって来た。そして床の間には、漱石先生の詩の双幅がかかっていた。
一年南画を勉強して、誰の前ででも平気で描くには、相当の修養が要る。それよりもそれを随筆に書くのは一層むつかしい。しかし人間一度度胸をきめれば、それくらいのことは出来るものである。
(昭和十六年七月一日)