일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

なんろ

南路

宮本 百合子

宮本 百合子의 南路(なんろ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 31,813자 · 63화면

아오조라 문고

私は思わず良人の方を見た。彼は横顔を向け、カウンタアで、X氏と番頭とが定めた部屋について話している。彼の、知って見ると強いて快活にしているらしい表情が、自分に、「膨(ふく)れずに。膨れずに」と合図をしているように受けとれる。

夫人は、この家は古くて、派手ではないけれども昔から、静かなのが好きな人の泊るところとして知られているとか、ちょうど手を入れていて散らかっているが、とか、説明される。

なるほど、三階にとれた我々の部屋は、決して下等とはいわれなかった。家具も間に合わせではない。然し、控え間と寝室とを持ったその一区切りは、余り広く、大業にがらんとしていて、隅々から自分の喋った声が反響でもして来そうに思われる。

然し自分が、今度の旅行では、特別に旅舎やその他居場所に敏感なのを心付いた私は、丁寧にX氏の手数を感謝した。

夫妻は、今晩、うちへ晩餐に来るように、一やすみしたら、オールド・ミッションでも見物したらよいだろうと云い置いて帰って行った。

「ここは何という家なの?」

暫くの後、私は、古風な大鏡の前に立って髪針(ピン)をとりながら、良人に訊いた。

「ここ? ウェストミンスタアさ」