후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
また、いえ
又、家
宮本 百合子
宮本 百合子의 又、家(また、いえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,120자 · 13화면
処が、思いがけない或休日、自分は時事で、実によさそうな広告を見つけた。
場所は、青山北町一丁目で、間数は五つ。電車の便利がよくて、家賃は僅かに四十五円と云うのである。現在、たった四間の家に五十円出して居る自分達にとっては、部屋が一つ多い上に廉いと云うことは、勿論少なからぬ魅力とならずには居ない。
私は、意外な発見に悦びと誇りとを感じ乍ら、それをAに見せた。
「ふーむ。悪くなさそうだね」
「場所だって丁度いいじゃあないの?」
「――行って見ようか」
彼は、急に興味を持ったらしい口調になった。
「どんな家だか――ただ、場所が如何にも工合よさそうだからね」
彼は立って、あわただしく身仕度を始めた。
「しかし、もう駄目かもしれないね」
我々は、一度目の経験で、斯様に、一寸でも目ぼしいと思うような貸家の広告は、如何程迅速に人々の注意を牽き、又交渉されるかを覚えて居た。
朝八時頃新聞を見、本郷から下谷の其処まで行くうちに、もう十幾人目かの人と、すっかり話が纏って仕舞った等と云うことさえ在ったのである。
ネクタイを結ぶ彼の傍に立ち、自分は、見てもしよいと思ったら、私に構わず定めておしまいなさい、とすすめた。