후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
はんこう
反抗
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 反抗(はんこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 140,121자 · 282화면
「お腹が空いちゃったけれど、何にもないからこれでごまかすのよ。」
周平は眼を見張った。
「君は家でも酒を飲むのかい。」
「まさか。」と云って彼女は笑った。「これは取って置きのものよ。少し古いけれども、腐ってやしないでしょう。腐ってたって構やしない。……あ、そうそう、いいものがあるわ。」
彼女は茶箪笥から砂糖豆のはいってる紙袋を取ってきた。
「これで洗いざらいの御馳走よ。」
そして二人は、火燵にはいって顔を見合した。
ことりとの物音もしなかった。変に威圧するような静けさだった。周平は呆けた気持で、彼女の顔を見つめた。今迄気づかなかったことだが、額から眼の下へかけて薄い雀斑があった。けれど、くっきりと切れた上眼瞼の二重が、如何にも美しかった。彼女はその眼をちらと大きく瞬いて云った。
「いやな人ね、私の顔ばかり見つめて。少し何かおあがんなさいよ。」
彼女は砂糖豆をかじり、海苔をしゃぶり、またちびりちびり冷たい酒を飲んでいた。周平も仕方なしに、その方へ手を出した。
火燵の中が温まると共に、冷たい酒が悪く頭に上ってきた。彼は軽く眉根を寄せて、室の隅に眼を据えた。そういう彼の方へ、お清はいやに鋭い眼を見据えてきた。