후리가나로 읽는 일본 고전
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とりかえしものがたり
取返し物語
岡本 かの子
岡本 かの子의 取返し物語(とりかえしものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,882자 · 28화면
明方までにそなたも御主家へ戻らずば首尾が悪るかろう。その松明をこっちへ渡しや』
おくみ『いえいえ。わたしゃ、矢っ張り、あなたを家へ送り届けて、安心して、それから往にます』
源兵衛『もう、いいからその松明』
おくみ『いえいえもう少し………』
源兵衛『出しゃれ、出しゃれ』
おくみ『いや。いや』
(奪い取り合ううち、松明はぱったり地に落ちる。舞台は薄闇。二人は思ず寄り添う。源右衛門の家より鉦の音。)
おくみ『源兵衛さま』
源兵衛『おくみ』
おくみ『ほんにたまさか逢瀬の一夜。その上なにか胸騒ぎがしてすこしでも長くあなたに引添うて、離れとうもござりませぬ』
源兵衛『わしとても同じ想いだ。然しお上人さまがよう言わるる此の世のさまは、生者必滅、会者定離。たとえ表向き夫婦となって、共白髪まで添い遂げようとしても、無常の風に誘わるれば、たちまちあの世と此の世の距て。訣れとなるのは遅い早いの違いだけだ。そこをよう聴き分けて御念仏一筋を便りにおとなしく御主家へ帰って呉れ。今分れても首尾さえつけば、直ぐこちらから迎えに行く。若しまた拙い首尾になり果てようと、落ち付く先は極楽浄土。一つうてなで花嫁花婿』