후리가나로 읽는 일본 고전
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きょうふのきせつ
叢書名著の復興1 恐怖の季節
三好 十郎
三好 十郎의 叢書名著の復興1 恐怖の季節(きょうふのきせつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,544자 · 508화면
段六 大丈夫でがすか、嬢さま……?
(お妙黙って子供を受け取る。それまで抱いていたお咲と滝三の二人を抱いたことになる。不意に、奥、間近の辺で――この屋敷内にある納屋とその周囲辺とも思われるところで――大勢の人々の悲鳴を混えた叫声。ワーッワーッ、ヒーッという声の中から「天狗だ!」「天狗党だ!」「天狗党が来たぞおっ!」「助けてえ!」「いいやお捕方だっ!」「人足狩りだ!」「天狗だ! 天狗だ! 天狗だっ」等の声々がハッキリ聞き取れる。人々の逃げまどっているらしい足音が右往左往する。
三人ギックリして戸を見詰めて立つ。長五郎ツカツカと戸のところへ行き、細目に開けて外を覗く)
長五 (ピッシャリ戸を締めて)いけねえ! 来やあがった! お妙さん、その子のことあ命にかけてお頼ん申したぜ。おっと! (と戸を開けて飛出して行こうと構えるが、既に人々の声と足音は奥から直ぐ戸口の辺に迫っているので出られぬ。逃げ道は無いかとパッパッと四方を見るが出るにも入るにも裏口以外にない。トッサに土足のまま板の間に走りあがって仏壇になっている二重戸棚の下段の戸袋にパッと飛込んで内から戸を立てる。