후리가나로 읽는 일본 고전
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きょうふのきせつ
叢書名著の復興1 恐怖の季節
三好 十郎
三好 十郎의 叢書名著の復興1 恐怖の季節(きょうふのきせつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,544자 · 508화면
吉村がハハハと笑う。兵藤と吉村を等分に睨んでいる井上。――間)……甚伍左、尊公にはたしか娘ごがいた筈、どうしているか?
甚伍 (兵藤がとてつもないことをいい出したので、井上と吉村に気がねをして)へい、まあ無事に……と申したいが、どうしていますか、ハハハ(と無意味に笑いながら目では吉村と井上の方を警戒している)
兵藤 ……ああ暗い。暗い空だ。……(チョイと間を置いて、立ったまま振り返りもしないで不意に鋭い声で)井上、先程からの貴公のいうこと、筑波の加多源次郎なども同じ意見か?
井上 (何か別のことに気をとられて殆ど上の空で)さよう! それが何としたのだ!
兵藤 乳臭児、救えぬ!
井上 なにっ!
(間――変なふうに緊迫した空気。井上がジリッと片膝を立てる)
(左手のくぐり戸が開いて、外廻りを警固していた士の甲が入ってくる。後に同じ乙が続いて。一座の様子が変なので甲乙ともにギョッとしたようなふうだが、すぐ平常に戻る)
甚伍 (少しホッとして)ご両士とも、ご苦労様で。どうでござんす?
士甲 何ともござらぬ。三、四の通行者があっただけです。(乙に)長田さん先程の若い女は?
士乙 大事なかろう。