후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ふるきミニエチュア
古き小画
宮本 百合子
宮本 百合子의 古き小画(ふるきミニエチュア)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 70,298자 · 140화면
スーラーブも馬から降りた。兵卒が駆けて来てその馬を引き戻った。ツラン方から、熱情の籠った声援が湧き起った。イラン勢からは、刺戟的な、太鼓の響が伝わって来た。
イランの戦士は、スーラーブの眼に、昨日よりずっと穏やかに、礼儀深く見えた。彼は、あんな劇しい様子は示さず、対等に振舞った。
「さあ! きのうの勝負の片をつけよう」
スーラーブは、黙礼した。イランの戦士は、スーラーブの顔を見ながら太刀を抜いた。その眼ざしが、彼には殆ど親みを湛えているほど害心のないものに感じられた。スーラーブは、喉元にせきあげる感情で、思わず訊いた。
「卿は、本当にルスタムではないのか」
和らいでいた光が、素気なくふっとイラン戦士の眼の中で消えた。彼は俄に焦々し、太刀を構え挑みかけて叫んだ。
「さあ、さあ! 何をぐずぐず!」二人は、後じさった。長い、反の強い太刀が、敵を狙うた獣の牙のように、切先を交えて対峙した。
スーラーブは、例によって始めのうちどうしても注意が集注されなかった。彼は、全く受け身に働いた。
けれどもイランの戦士は、長引く一騎打ちを、この一勝負で決めたいと思うらしく、太刀風鋭く切りかけ切りかけ追って来る。