일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ふるきミニエチュア

古き小画

宮本 百合子

宮本 百合子의 古き小画(ふるきミニエチュア)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 70,298자 · 140화면

아오조라 문고

そして、糸のように流れて傍の地面にしみ込んだ。スーラーブは、天日の運行も、自分の頭上で止まってしまったように感じた。殺すに忍びない何かが切な彼の胸にあるのだ。彼は緊張に堪えず、覚えず身じろぎをした。すると、目にも止まらないその動作を、片唾をのんで観ていた両軍の将卒が何と見てとったか、一時に悲痛極まる鬨の声をあげ、どっと中央目がけて殺到して来た。スーラーブは、弾かれたように足で立った。イランの戦士は砂を蹴立て、起きなおった。イラン軍からも、ツランの勢からも、今度は歓びで燃え震える喊声が湧き立った。彼等は際どい、危い勝負がまた互角の引分けで終ったのかという驚異と亢奮を制しかね、彼等は、幾度も、幾度も、鎮まろうとしては更にどよめいた。

この一騎討ちに刺戟されたのかツラン兵は特にその日勇猛であった。彼等は、イランの陣近く進撃し、多くを殺傷して、数頭の乗馬を奪った。夕刻戦闘が終ると、スーラーブは、フーマン等と離れ、独りで、傍路から高地の陣へ戻った。彼は脱いだ甲冑を一まとめにして左手に提げていた。行手の、鳩羽色に暮れかかった樹林の上に、新しい宵の明星が瞬き出した。