일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ふるきミニエチュア

古き小画

宮本 百合子

宮本 百合子의 古き小画(ふるきミニエチュア)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 70,298자 · 140화면

아오조라 문고

彼は、サアンガンにわざわざ使者をやり、子供の誕生の有無を確めさせた。サアンガンの王女は自ら、母とならなかったことをその使に托して告げて来た事実があった。それだのに、猶このようなはかない妄想を抱くというのは。

「さて――自分はそれほど寥しがっているのか」

という、言葉にならない歎息がルスタムの胸に起ったのであった。

二十五

彼は、純白の纏布を巻きつけた頭を軽く左右に振った。そして、気をとりなおし、ギーウに新な酒を勧めた。

「――卿の立てなくなるまで果物酒を振舞おう。その代り今度のことは」

「いやそれはならぬ」ギーウは差した盃をわざと引っこめて云った。

「それでは心を許して好物も味わえぬ。狡い老人だな、王の命令まで盛潰そうとする」

二人は愉快そうに声を揃えて笑った。がルスタムは直ぐ、真顔にかえった。

「卿を使者に遣わされた王の思惑はほぼ推察がつくが――全く、今度のことは卿の働きにまかせよう。年寄が出るがものはない」

ルスタムは、四辺が暗くなると広間に幾つも大篝火(かがりび)を燃させた。揺れる赤い光で、広間じゅうが照った。

再び、黒人の芸人娘が呼び出された。