일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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こくをみる

古句を観る

柴田 宵曲

柴田 宵曲의 古句を観る(こくをみる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 166,028자 · 333화면

아오조라 문고

この句はその趣を捉えたもののように思われる。

箔を置いた羽子板をさしのべて、春の雪片を受けて見る。深窓に育つ羽子板の持主の嫣然たる趣を連想すれば更に美しい。「ロシヤ更紗の毛蒲団を、そっとぬけでてつむ雪を、銀のかざしでさしてみる、お染の髪の牡丹雪」という夢二氏の童謡を昔読んだことがあるが、どこかそれと共通する浮世絵趣味に似たものが感ぜられぬでもない。しかしそれは固より連想、余情の範囲で、句の表に現れたものは、春の雪の降る中にさしのべた、美しい羽子板だけである。

「箔にうけたり」という言葉を、箔を置いた羽子板と取らずに、春の雪を受けて羽子板の箔とした――雪片そのものを箔と見る――という意味に解すると、多少技巧的な句になる。われわれはやはり箔ある羽子板をさしのべた、美しい句としてこれを見たい。

尋よる門やしまりて梅の花    野紅

この訪問者と居住者との関係はわからない。門前を通りかかったから寄って見るというような漫然たる訪問でないことだけは慥である。

折角たずねて来た門がしまっている。近頃は門がしまっていても、必ず不在だとはきまらない。ベルを押して、取次が出て来てからでも、真の在否のわからぬ手合さえある。